2014年5月20日火曜日

ピスクラの原因


ピスクラ=ピストンクラッシュの略称です。


今回は画像に吹き出しコメントを入れました、画像の文字が小さく読めない場合は画像をクリックして拡大することで読みやすくなると思います。


それでは、ピスクラ話となります
画像クリックで拡大
ピストン待機位置が常に正常で引かれたら問題は少なくピストンの寿命を全うするのですが…
電源の制御機構の無い電動ガンのような電源直結システムでは様々な原因が有って、突然のピスクラにつながります。

ピスクラ始まりの図

樹脂ピストンの寿命以外の突発的ピスクラの原因として電動ガンの動作中に上記の画像のような現象が起きてしまってる事が考えられます。

何故、上記画像のようにぶつかってしまうのか?を考えてみましょう。

※カスタム上級者にとっては、上記画像の待機位置はベターなピストン待機位置となります。


引き始めの一枚目カットの理屈
-待機位置不良の原因-

- 弾詰まり等により、圧縮エアを排出しきれずピストンが正常な待機位置に戻る前に引かれてしまった。

- シリンダーヘッドとピストンヘッドの間にピストンカス、ゴミが溜まり、正常な待機位置に戻れないまま引かれた。

- メインスプリングのテンション不足等により、ピストンが待機位置に戻る前に引かれてしまった。
(メインスプリングのカット量が過多)

- ボールが跳ね返るようにピストンが跳ね返り、ピストンが待機位置以外で引かれてしまった。
(リバウンド:メインスプリングのテンションが弱すぎる、電圧アップ、ハイサイクル化で発生)

- カスタムパーツの組み合わせが原因で、ピストンの待機位置が正常より後方に設定されており、
ラックギア一枚目が常に軽くぶつかるorこすれてる状態となっていた。
(仮組み確認不足)

※カスタム上級者にとっては、上記画像の待機位置はベターなピストン待機位置となります。


~突発的なピスクラにも様々な要因は有るが、一部はカスタムすることで改善、回避が可能~

例えば、上記画像状態が起因のギア同士の接触ピスクラへの対策の場合、
樹脂ピストンラックギア引き始めの一枚目をカット、もしくはラックギアの頭を削った加工にて、ギア同士の接触を回避させる事が可能です。
ノーマル樹脂歯ピストン使用に限りますが突発的ピスクラの場合、弱いスパーギアを巻き込む事が多く、ノーマル電動ガンでも運用コスト的にも効果が有ると思います。
(カスタムパーツ商品として似たような物は、14枚や14.5枚メタルティースピストンという呼称となります。)



~カスタム初心者へ~

カスタムパーツへの入れ替えだけがカスタムでは有りません、入れ替えだけの場合は、もしかしたら改善とは真逆の改悪かもしれません、多くのカスタムパーツは入れ替えただけでは100%の性能を発揮出来ない物も多いと思います。
例えば、1万円近いギアセットを組んだとしても、シム調整が出来てない場合は、性能や耐久度の低下も容易に予想出来ると思います。

初心者を自称する方は、初めはメンテナンスのつもりでノーマル電動ガンを全バラ、クリーニング、パーツチェック、グリスアップ、標準シム設定の修正、ノーマルパーツのヤスリ程度の加工修正を繰り返してみて下さい、繰り返すことで発見が有り、ノーマルの設定、設計を過信せずに疑い、こうすると良いのでは?と、思いつきが必ず有ると思います、ノーマルでは目に見えるほどの性能を上げる事は出来なくとも、改善カスタムにて寿命や燃費、静音性を大幅に伸ばす事は確実です、更には社外カスタムパーツを使うようになっても、ノーマル電動ガンのオーバーホールと独自の改良等の身を持って体得した知識は必ず活かされ、社外パーツの設計コンセプトを予想出来るようになると思います。

例えば、
※カスタム上級者にとっては、上記画像の待機位置はベターなピストン待機位置となります。
と記載しましたが、
何故、ノーマル設定ではピストンクラッシュしてる待機位置がベターな位置に成り得るのか?
を考えてみましょう。

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