2014年5月28日水曜日

オリジナル18:1強化ギアセット テストレポート

新入荷商品の無名メーカー
オリジナル18:1強化ギアセットのレビューとなります。

丸々使える物ならばコストパフォーマンスが高そうなパーツですが、実際どうなのか?
実稼働させたのでレビュー記事を公開します。

スチール製の強化ギア

今回は評判のあまりよろしくないCYMA製のノーマルギアと交換してみます。
CYMA製のギアは見た目はサンブラの
ガラスビーズ処理のような色で良いのですが
CYMA製電動ガンのノーマルは特にスパーが欠けたりスパーの軸が折れるそうです。
(当方もCYMAはスパーの精度がイマイチ安定してないと思います)
通常は軸に真鍮のカラーが使われるのですが、CYMAのスパーは
一体の成形軸、これがクセモノ

ベベルは問題無いと思いますが、高負荷で使った事が無いので分かりません、弱いのかも?
ノイズの収まりは、う~んやはりイマイチかもですね
思い出しました!修理依頼でベベルが欠けてた事が有ります。


オリジナル18:1強化ギアセットの精度は
目視では問題無さそう



ベベルギア、
逆転防止ラッチ数4枚、多いほうが嬉しいですが4枚でも全く問題無いと思います、4分の1で止まる程度で既にトリガーレスポンスには余り関係しないと思いますよ。
(ラッチ枚数分の1で止まる程度の事です、6枚ラッチなら6分の1ですので)
普通の中華強化ギアな見た目ですが、ノイズは収まりやすいかと思います。
ノイズはモーター位置適正付近でピタッと収まるかと思います(シム調整油断しないで下さい)

スパーギア、
形状で関心する所は、下のギア歯横の面がやや斜めになるような作り、厚さは十分で不安は有りません。

少し肉厚
ふと気になったので、CYMAのスパーギアと重量を比較してみました、
CYMA製スパーよりも2g重いという結果です、肉厚分の重量増ですかね?
斜めなのが分かりますでしょうか?
7mm以上の軸受けに接触しにくいようにした加工かと思います。

セクターギア
問題無さそうですね
結局は高レートスプリングでも大丈夫な強度でした

セクターギアにもスパーの斜め形状が欲しかったので、
歯の側面がピストン樹脂部に、こすれる事が有るので斜めに切削
(みぞの中にラックギアが有るようなピストンを使う場合、推奨したい工程)

セクターカット施工した感じ十分堅い材質という手応えを感じました。

シムの量
CYMA製のVer3ギアボックスで使用したところ、非常に少ないシム量でシム調整が完了しました。
という事はもしかしたら、他ギアボックスではシムが入らず使用出来ない可能性が有ります。
逆に利点と解釈すると、タイト故にシムの自由度が少なく、即シム設定が決まるという事かな?

とりあえず今回のCYMA製のVer3ギアボックスでは
手回しで側面擦れのノイズは無く、問題は無いと手応えを感じました。

-下動画のギアボックスはどちらも、0.9J確保を確認しております。-
同じ0.9Jの出来なら、トリガーレスポンスが良いほうが使ってて楽しいですよね

フルストロークでの実動動画、
ノーマル電動ガンの修理に使ったら、こんな感じでしょう、使えますね。


負荷を掛ける前のギアのみの試運転では高目のノイズが出てたように感じましたが、
メインスプリングが入って負荷が掛かかるとギアノイズが少し収まって良い感じになったと思います。(動画はこの後にカスタムを予定していた為にノイズ、ギアのサイド擦れ跡を確認のためギアのグリスはベベルのみ塗布という変則動画です、スミマセン)

- レビュー本題の強化スチールギアとしては、強化らしいノイズ程度で使用可能かと思います -

ノーマル状態は分かった、では

- セクターカットでの使用に耐えうるか? -

セクターギアを削ってみた感じでは強度に問題無さそうに感じましたので、
当初は4枚のセクターカット予定だったが動画としての面白みに欠けると予想しまして、カット枚数を増やし結果7枚のカットとしました。(当然ながらメタルティースのピストンに交換、+スプリングのレートアップ)


動画のギアボックスの内容は、
フルストロークでの試運転では良好な結果と判断し完成に向けてグリスアップ、スプリングレートをグッと上げ、セクターカットは7枚加工としました。加速シリンダーは加速ホールが背面に変わっただけで同じ物です、一応は加速ホールをカスル程度で使った状態となります。

(加速シリンダーも奥が深いですよ、加速ホールのデザインによってBB弾の待機位置適正化に効果が有ったり、ホールの位置によっては強ホップ回転を生みやすかったりetc…メリットが多いかと思いますw)


セクターカット後の結果としては、
ギアを信用して施工したセクターカット効果のおかげでセミオート連射にストレスや不安は感じませんでした、途中ムキになって連射してるのが分かるかと思います。

このギアボックス内部に使用したカスタムパーツは
新品
DA製:AK用エアシールノズル(先端部研磨加工)
オリジナル18:1強化ギアセット (セクターカット7枚)
黒色 14枚歯メタルティースピストン
DA製 アルミピストンヘッド
不明品
パーツボックスに転がっていたメインスプリング(110-120クラス)
パーツボックスに転がっていたD-BOY付属7mmベア軸受け
この程度となります。

このオリジナル18:1強化ギアセットを少し時間の出来た間に、他のギアボックスでもシムが入るか気になり、D-BOY製Ver3ギアボックス(AK74)でも使ってみました、
結果、CYMA製ギアボックスよりもシムが入りやすくノイズの収まり具合から、CYMA製ギアボックスよりも相性が良いと言って良いと思います。



このオリジナル18:1強化ギアセットの場合、
おそらくドコ製のギアボックスでもスパーが最もシムが少なく仕上がるようですので、スパーのみ仮組みにて判断すると早いと思います、また使用する軸受けによっても厚さの違いでクリアランスが確保出来たりもしますので、その点でも余地が有るかと思います。

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