2014年7月25日金曜日

ARX160 スポーツライン 色塗った

アッパー側のみ塗装

OD系スプレー塗料で塗装。
ロアーは未塗装

塗装中、ナーフカラーはどうだろうとか考えてしまっていた…w



2014年7月24日木曜日

ARX160 スポーツライン

参考価格:¥ 21,384  実売価格は¥ 15,853-¥ 16,180 の激安と言える製品ですね。 
S&T製 ARX160 スポーツライン

箱出しでも十分に使えるのですが、当方にとっては18:1セクカ無しのセミはタルいので、







分解してみましょう。

まずはバレルを取り外します。
ロックを両面から押し下げながら、バレルを抜きます。
簡単に抜けますが、ガタ無く固定されます、しかしこのタイプの場合はマンヒットは余裕ですが、精密射撃には向かない作りかもしれません。
アウターバレルは樹脂製、テープ巻きでセンター出しが出来る程度の隙間有り。


チャンバーはG3やステアー、G36のようなドラム調整式です。このARX160の場合では動かせる調整幅が少なく僅かな移動で調整が大きく変わる可能性が有りシビアかもしれませんが、
0.23を浮き上がらせる程のホップが掛けれるので、まずは大丈夫でしょう。
ノーマルに採用されているホップパッキンは二点支持タイプ、キチンとセンターを出して組み直せたら良い物だと思います。

チャンバー下から


インナーバレルはアルミ製、ホップ窓にバリが有るかもしれませんので、丁寧に整えましょう。
フレーム内部側のアウターバレルはABS製、見えにくい箇所ですが重要な部分でもあるので
ちょっとガッカリな感じです、
先端の方のパーツ(M4で言うガスブロック)はダイキャストで、ハイダーは逆ネジ樹脂製



ストックを折り畳み、メインフレーム後部からパーツを取り外します、このプレートの取り外しは少々硬めというかコツが有ります。

取り外した部品


取り外しましたら、更にロック解除ボタンを押しながら、アッパーフレームとロアフレームの分離。
分離時に少し引っ掛かりますが回避しようが無いので、
少々強引な感じになるかと思います。


ギアボックスが見えました。
ここまでは工具無しで分解出来ます。


ギアボックスは側面の通しピン一本でロックされています、このピンは最後まで抜かず途中までスライドさせるだけで大丈夫です。
片側から押し込むとロック解除によりギアボックスを取り出す事が出来るようになります。
セレクターをセミオートのポジションに入れてギアボックスを引き抜きます。少しキツイかもです。
フレーム、良設計ですね


ギアボックスはVer3亜種ですね、軸受けはメタル7mm、逆転防止ラッチの解除は外側から可能
メインスプリングはQD方式で取り付け取り外しが可能、
このギアボックスはギアボックス内部カスタム初心者にもお薦めの簡単さです。



内部
シリンダーはアルミ製、タペットプレートの動作がキツイ感じでしたのでチェックしてみましょう。
採用されているギアはスポーツラインの場合では焼結メタルの強化18:1ギアでした、
(ブローバック版ではCNC加工ギアとベベル部の軸受けにベアリングが採用されているようです。)
モーターはS&Tの無印、普通に使う分には全く問題無く使えると思います。
スイッチはマイクロスイッチ、マイクロスイッチの予備やFET化、SBDで接点保護をしたいところです。
ノズルは長い物が採用されてます、気になるのはノズル先端の開口が大きい…折角のロングノズルが…
口径デカすぎ…

海外製電動ガン、M60用エアシールノズルがノーマル比では1mm程短いのですが使用してみましたところ、ノズル先端がパッキンにも届きテンションも有る為、全く問題なく使用出来ました。

ギアボックス自体は肉盛りが有り強度の心配も無さそう。
ただでさえ丈夫なVer3が、知ってる人居るかな?
背骨ってパーツを使ったみたいになってます。

ただし…ネジを無理矢理に締め込んだ感のトコが数箇所が有りましたので、再タップ加工した方が良いかもしれません。(当方はしました)
初期状態では、モーター調整ネジ(ピニオン位置)が凄く低い噛み合わせ位置設定になってました、分解する方は御確認下さい。


清掃、ボックス内部を軽く切削研磨、グリスアップ、シム調整と
セクターカット4枚、タペットプレート加工、
交換部品としては、ピストンとピストンヘッド、ノズルをM60用エアシールノズル、
メインスプリング交換。
初速は0.2使用時平均92m/s、セミオートのレスポンスも良好に改善、
サイクルは7.4Vリポ使用で13位程度かと感じました。
弾道はホップの掛かり方も安定しているようで、飛距離十分、集弾安定性も上々。


道具として見ると良い物なのですが、コレクターズアイテムとして見るとスポーツラインはABS全開ですので、塗装をして落ち着かせない事には樹脂のテカリが強く見栄えは良くないです、
定価設定の高いブローバック版はフレームがナイロンファイバー製となってますので見た目と剛性は数段上の出来になってると思います、

総評としては、
道具としてコストパフォーマンスが高く、大変お買い得な電動ガンだと思います。
本体、多弾マガジン、8.4Vニッスイバッテリー、AC100V対応の充電器が入ったフルセットで、
箱出しで楽しめますし、
工具をほとんど使わずにギアボックス取り出しまで辿り着く設計、
シム調整後の試運転が容易なVer3ギアボックス、後方からスプリングが取り外し可能なQD方式、
塗装前提で考えると塗料のノリが良いABS樹脂フレーム…

なによりARX160は格好良いですよねw
欲しいけども調整に自信の無い方、ドコかで買った個体がイマイチ不調の方は御連絡下さい、
ARX160スポーツラインは上記の内容で調整代行致します、
暇な時でしたら数日で返送可能です。